かてぃー先生の日記

国語の先生(女)。仕事とか私事とかいろいろ書くよ。

私学教員を退職する手順

フルリモート・在宅ワークとか、教員にマジ縁のない言葉だと思ってたけれど、見事に体現していて、時代の最先端を突っ走っていますね。

「外が好きなのに…もう無理…生きる意味とは…」と、「いまだかつてなく丁寧に教材研究できる!ハッピー☆」が一日おきに来て、自分の感情に振り回されすぎて死にそう。

普通に職場行ったら、意志の力とか関係なしに仕事に向き合うじゃないですか。

もう今は意志の力が試される毎日過ぎて、しかも場所が「実家」とかいう私が嫌いな場所なわけで、エブリデイ精神修行。

そろそろ…もう解除で良くね?

私をここから出しておくれ…。

 

今日はタイトルの通り、教員の退職手順(円満なやつ)をご紹介。

退職を切り出すのって、まーじ緊張しますよね。

私は緊張しました。

とりあえず、「退職 誰に言う」とかでググった。

employment.en-japan.com

 

が、一般企業の話しか出てこない。

キーワードを「教員 退職 誰に言う」とかに変えると、確かに出てくる。

でもそれ、公立だよね?私学はちょっと違うのでは??みたいな感じのも多かったので、実体験に基づいて記録に残しておこうかと思います。

なお、この記事は「円満退職」に主軸を置いているので、「精神ヤバい!メンタル死ぬ!!無理無理無理!!!」って人は、全部シカトしてすぐ辞めればいいんじゃないですかね。

でも、次の就職先無しですぐに今の学校辞めるのも、将来への不安からメンタルやられそうで私は嫌ですけど。

 

Ⅰ)なぜ円満退職にこだわるか

よほど切羽詰まってない場合(心身が死ぬとか以外)は、絶対円満退職を勧める。

まず、日本人のメンタリティとして、私は波風立てない平和な生活を送りたい。笑

もしあなたが、西欧人的な主張激しい系だったとしても、教員なら円満退職したほうが良い。

と言いますのも、私立どうしは結構つながりがあるから。

「神奈川の私立辞めて、東京都の公立に勤めます!」だったら、多分もう関わらなくて済むと思う。

でも、自分が私立に居続ける予定なら、どこかでつながる可能性がデカい。

特に近くの地域or似たようなレベル感の学校。

再び関わることになった場合、クソみたいな辞め方した場合気まずいので、円満に辞めたい。

 

あと、たまにいるのが「辞めた職場に復帰する人」。

たまに出戻り勢はいるらしい。

「こんなクソ学校辞めてやる!!!」とかお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、私立はトップが変わればガラッと校風が変わるもの。

数年後には、思いがけない優良校に変身してるかもしれない。

渋谷教育学園とか広尾学園とか、人気急上昇しましたよね。

いいなー…働いてみたい。笑

 

とにかく、私立は急に良くなる可能性はあるし、その際在職中に「有能な人」認定をされていたら、出戻れるかもしれない。

どんな些細な可能性でも、残しておくことに損はない。

メンタルに余裕があるなら、退職は円満に。立つ鳥跡を濁さず、ですね、ハイ。

 

 

 

Ⅰ)どのタイミングで退職するか

もうこれは、年度末(三月末)の一択。

いや、別に権利としては認められているから、年度途中に辞めてもいいですよ、法律上は。

でも、もし私立の教員が年度途中で退職した場合、残された側はどうなるか。

公立と違って、個々の学校で中途採用者を募らなきゃならないので、採用の手間がヤバい。

しかも、中途で来てくれる人の質は大体ヤバい。

そりゃそうだ、有能な人は皆、四月に就職しちゃっている。

さらに、年度途中で退職した先生が担任を持っていた場合、誰が後釜で担任をやるのか問題。

中途の人を確保できたとしても、さすがに担任は無理。

結果、今のただでさえ足りてない人手から、担任という超ハードワークの担い手を抽出する羽目になる。地獄of地獄。

担任が消えたせいで、まさかの副担任→担任(年度途中)、とかいうクソみたいな人事もあったなあ…(遠い目)。※私ではない。

そして、無理やり穴埋めしたところで、途中で担任が変わったクラスって、なかなか上手くはいかない。

さすがに生徒が可哀そう。

「あなたがいなくても会社は回るから辞めてオッケー!」みたいな、退職を励ますお言葉?みたいなやつもよく見るけれど、担任業務に関しては、(回らないわけではないけれど)あなたがいてくれないと色々ヤバいから、年度終わるまで待とうね。

 

年度途中で退職したら、円満退職は無いと思っていただきたい。

 

あとさ、教員を年度途中で辞めるって、次の職場の信用失わない?大丈夫??

特に、教員→教員だったら、新しい職場の信用失墜してるよね??(教員なら皆、年度途中退職のやばみを知っているから。)

新しい場所で、マイナスからスタートしてませんかね、それ。

私だったら、そんな人怖くて雇えないわ。

 

ということで、もしあなたが円満に辞めたいなら、絶対年度末に辞めましょう。

特に私立の先生。

「〇〇高校の××先生は、担任持っていたのに途中で投げ出した」っていう噂は、私立どうしなら広がりますよ~。

逆に、年度末退職じゃない時点で、円満じゃない(表面上は皆微笑んでいても、絶対誰かが割を食ってキレてるはず。笑)ので、この後を読んでもあんまり意味ないです。

 

 

Ⅱ)いつ誰に退職を伝えるか

これ、一般企業だったら、退職の一か月前とかで良いんでしたっけ?

教員も法律上は別にギリで伝えてもいいんですけどね、円満を目指すなら、年内(12月中)には伝えようか。

年明けになると、来年度の人事が動き出してしまうため、そんな中退職申請をするのが死ぬほど気まずい。

12月でもちょっと遅いくらいだけど、とりあえず、年が明ける前には言いましょう。

誰に言うかだけど、ググると「管理職」とか書いてあって、あいまい表記すぎていらおこ。

その管理職の中の誰を優先させるのか教えてくれよ。

 

このへんは、学校の雰囲気とかにも左右されるけれど、私の場合はまず校長。

で、校長に「ほかの管理職には自分から今週中に話すから、まだ言わないでおいて」と口止め。

で、そのあと、主任→直属の上司、の順番で報告。

なお、教頭には私から直接は話していない。

私の中で、そんな大事なポジションではないし、関わりも無かったからいいかなって…笑

 

校長をトップバッターにしたのは、最初に校長の了承を得たら、それ以下の管理職の先生は決定事項として私の退職話を聞くしかなくなるから。

(後で書くけど、退職に「相談」とか無いと思っている。)

あと、校長後回しにして先にその下の管理職とお話ししちゃうと、それが判明したときに、校長は自分が軽んじられていると思って良い気しないだろうなと考えたため。

私立って校長権限でかい学校多くないですか?

もし自分の学校が、校長の権限大きそうなら、最初に校長と話すのが良いと思われる。

 

そのあと、校長に口止めしてからその下の管理職と話したのは、私が直接話す前に管理職が退職話を知ってたら喋りにくいから。

そして、校長は結構いろんなことを喋っちゃうタイプらしいということは知っていたので、先手を打って口止めのお願いをしておいた。

(後日、「お陰様で自分の言葉で伝えられました~ありがとうございました~」の報告は必須。これやらないと、お上の方々が退職手続き系をどれほど公にやれるか分かんなくなるから…)

お世話になっている人には、直接話した方が良い。これはマジ。

 

 

管理職じゃないその他の先生方については、いつかバレるっしょと思って、特に何も言わず。

主要なポジションの方(採用担当とか教科主任とか)には、2月ぐらいにバレてたかな?

退職情報を握る先生は、出来るだけ減らしたいと思っているので、私が直接話したのは、校長+管理職2人の計3名のみ。

 

生徒にいつ言うかは、ちょうど高3担任だったので、卒業式の日に言いました。

インパクト残せたと思う。笑

「退職する」って生徒に言うの禁止の学校だったけれど(変な習慣…と思ったけれど、他の私立でもたまにあるらしい)、卒業年だし、別にネガティブな理由じゃないからと、許可頂きました。

とにかく最後にインパクト与えたかったので(笑)、他の先生から私の退職情報が洩れるのは絶対に阻止せねば!ということもあり、本当に最小限の人にしか報告しなかった。

(ちなみに噂はびっくりするほど広まるし、生徒にも安易に広まる。怖ー!)

 

そんなわけで、ほとんどの先生は、卒業式の日に(うちのクラスの生徒づたいで)私の退職を知るという状態でした。笑

いったん広まればほっておいてもどんどん広まるから、挨拶周りしなくて楽です。

 

 

Ⅲ)どうやって退職を伝えるか

これも、サイトとかで調べると、よりどりみどりすぎてもう…笑

以下、私が気をつけたこと。

 

①「相談」という状態は無い。

報告しかないから!

「相談」されちゃったら、止められちゃうでしょ。

止められたにも関わらず退職するとか、円満とは言い難い。

あと、管理職が個人の進退の悩みに乗ってくれるほど暇とも思えない。

 

「報告」だと思えば、通常の報告業務と同じ。

校長の忙しくなさそうなタイミング(私は期末試験期間の午後の時間に突撃した)を見計らって、校長室をノックして突入。

「報告」なので、揺れているところとかは見せてはならないと思っているので、揺るがない意志は表明。

今後の予定(日本出るよ~)って話もした。

辞める予定の人は、今後どうするかということまで(嘘でもいいから)用意しておくべき。

業務報告に、今後の予定や展望が添えられてるのは当たり前だし。

「辞めてどうすんの?」ってなった時に、「いやー未定です☆」とか言うと、引き留められそうなのと、「こいつ計画性ない、やべーやつだな」と思われそうなのが嫌。

この際、嘘でもいいから何か今後の展望を用意しておこう。

 

②退職届とか書類関係

まず退職届。

一般企業の退職の方法とか見てると、「用意して後に引けない状況で退職面談に臨め」って書いてあるけれど、私は用意していない。

というのも、前任校には「退職届フォーマット」があったので。

私立なら結構あるんじゃない?個人情報持ち出さない誓約書とかもあったし。

 

その他書類については、次年度からの契約書(私、なんと次年度から常勤→専任、の昇格契約したばかりでした…笑)を持って行って返却。

あと、次の職場用に必要な書類。サインもらいたかったので。

何度も校長室に入るのは気が引けるので(あと出入りが増えると他の先生に退職を感づかれそう)、書類は整理して、なるべく一回で済むようにする。

 

③退職の理由

まず、理由はちゃんと固めておく。

特に将来の展望。ちゃんと決意表明できるように練習しておく。

あと、絶対その職場のネガティブなことは言わない。

すげー水を向けられたけど(給料の不満とかめっちゃ聞かれた)、絶対乗らない。

あくまでも、「次のステージへ向かうためのポジティブな退職。この職場で成長する機会がもらえたことは感謝」っていうスタンス。

 

Ⅳ)相手の反応

ポジティブな雰囲気+確固たる気持ち、で話すと、何か良い雰囲気でまとまった。

校長からは「専任昇格させる予定だったのに~」と「次の人探すの大変~」はちょろっと言われたけれど(笑)、おおむね平和。

「海外で頑張って!!」っていう応援モードで管理職とのお話は終了。(応援していただいたのにまだstay Japanしているのが痛恨の極み。)

 

生徒に関しても、自分らも卒業でいなくなるわけだから、普通に別れを惜しむ?反応。

保護者の方が意外と心動かされていた気がする…すごいあたたかいお言葉をたくさんいただきました。

 

あと、自ら報告してなかった、管理職以外の先生方。

卒業式っていう区切れで情報解禁!としたので、不公平感がない。

私が誰に言った言わない、が無い。

逆に、それ以前は、私の退職を知っているごく一部の先生に職員室でその話を振られても、あんまり話さないようにしていた。

喋ると洩れますから…。

 

スパっとある日を境に皆が知っている状態になる、というのは楽だった。

 

Ⅴ)最後に

退職宣言のその後は超平和的で、多分三回ぐらい退職祝ってもらった。笑

多分、辞めた後も関係を保てそう。

カムバック希望したら受け入れてもらえそうな雰囲気すらある…多分しないけれど。

 

教員なんて狭い世界なので、出来る限り、平和に退職した方が良いと思う。

そんなハウツーでした。