かてぃー先生の日記

国語の先生(女)。仕事とか私事とかいろいろ書くよ。

チェコ・ポーランド一人旅【5日目】

5日目の本日の目的、それはアウシュヴィッツへ行くこと。
ポーランド来たら絶対行くつもりでした。
そのために、現地で急遽クラクフ宿泊も組み込んだ(ワルシャワから行けると思ってたのでただのリサーチ不足だけど)。
私、そっち方面の歴史に以前から興味あって。

どんくらい前からナチス・ドイツに興味があったか。
最初のきっかけは、まだドイツに行く前に読んだ「マンガで読む偉人伝(的なやつ、あるよね!)」のアンネ・フランク
このときは、アンネ・フランクに感化され過ぎて日記つけ始めたほど。笑
ただ、この時は、アンネ・フランクという人物に興味はあったものの、その背景のナチス・ドイツのことはよく分かっておらず。

ナチス・ドイツについて知るようになったのが、多分小学校6年生ぐらい。
ベルゲン・ベルゼン強制収容所に行く機会があり、それを機に調べたのがきっかけ。
なぜこういう事が起こり、人はどういう風に過ごしたのか、ものすごく気になった。
興味持った私の為か、親もアンネ・フランクの家に連れてってくれた。

その後、「アンネの日記」「ハンナの鞄」「夜と霧」その他諸々のナチス・ドイツに関する作品を読んだ。
映画「黄金のアデーレ」もそうですね。
一番最近読んだ「帰ってきたヒトラー」は、何でヒトラーがこんなに受け入れられたか、身をもって分かるような作品だった。
フィクションだけど、ああきっと当時もこうだったのね、と実感した。

で、念願かなってのアウシュヴィッツ
英語のガイドさん付けました。
「ARBEIT MACHT FREI」(労働は人を自由にする)の有名な看板を見て、これはやっぱりドイツがやったことなんだなと思ったり。
ガイドさんの「働いてもfreeになることは無かった」という言葉が刺さる。

ガイドさんに付いて、色んな小屋を見て回る。
例えば、連れてこられた人々から没収した靴や鞄の山が展示された小屋。
剃られた髪も展示されてたけど、それより私には靴の山の方が刺さった。
革靴だけじゃなくて、子ども靴や女性用のヒールとかもあって、本当にここに色んな人が連れてこられたのがわかったから。

ベッド(と呼べる代物ではないけど)は何かで見た通り。
ガス室は想像していたより暗くて狭かった。
もう何のガスも出てこないはずなのに、当時の人々の不安な気分が感じられる。
勿論、100分の1どころか、1億分の1ぐらいの簡易縮小版の感慨でしかないはずだけれど。

木の柱?があって、ガイドさんが「hang o n」って言ってたから何の聞き間違えかと思ったけど、本当に人をhang on(ぶら下げる)していたらしい。

アウシュヴィッツを見て回ったあとは、休憩を挟んでビルケナウへ。
ビルケナウは広大な敷地に線路と規則正しく並んだ小屋があるだけで、閑散としていた。
天気も良かったから、うっかりすると、ほのぼのした田舎の駅みたい。

でも、何も知らずにこんなところに連れてこられたら不安だろうなとつくづく思った。
本当に周りには何にもない。
行き止まりの線路があるばかり。
何にもない、という不安。

ガイドさんによるツアーは3時間ぐらいで終了。
英語だから半分も聞き取れなかったけれど、淡々と語られる当時の状況は、私でも分かった。

知っていた史実だけれど、こうやって現物を見て、本当に実行されてしまったことなんだなとようやく分かった感じ。
どれほど身に迫って感じられたかは自分でもいまいちよく分からないけど。
でもこれは、やっぱり本当にあったことらしい。

ちなみに私は、日々の生活において政治にはほぼ関心がない。
デモを起こしてる人を見て熱心だなあと思う。真似しようと思えない。
政治が私の生活を救ってくれるとも思えないので、日本の首相が誰であっても別に良い。
ただ、政治に煽られると人は平気で恐ろしい判断を喜んで下してしまう。
その弱い人間の心には関心をもって、生活する必要があるというのが教訓。


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つづく。