かてぃー先生の日記

国語の先生(女)。仕事とか私事とかいろいろ書くよ。

「恋は雨あがりのように」感想

またまた映画感想記事。

映画レビューブログかって感じだね。

何で二週に渡って映画行ってるかっていうと、仕事が暇ってのもあるけど、週末遊んでくれる人がいないから一人遊びで出来るのが映画だったってだけだよ\(^o^)/

つらみ…笑

 

普段日曜の昼間はキックボクシングなんだけど、天気が良かったから急に思い立って映画。

コナンは見ちゃったから、「恋は雨あがりのように」にしました。

一応漫画は無料版で読める冒頭だけ読んだことあり。

漫画が好きな感じだったから行ってみた。

 

はい、以下盛大なネタバレ感想~!!

 

上記の通り、「ちょっとだけ漫画版読者」という前提での感想。

私はメインの3つの観点プラス2つの見所があると思ったので、それら5点から感想をまとめてみた。

 

見所その1 恋

まあそうだよね、タイトルに恋って入ってるもんね。

そもそもメインのあらすじが「女子高生×45歳ファミレス店長の恋」ってわけだし。

ちなみにこの恋、成就しないよ。ネタバレですけど。

なので、「甘酸っぱいハッピーエンドなラブラブストーリー★」みたいなベタなことも起こらない。

「友人としてのハグ」程度がマックス。

でも、恋愛モノとして良かったなと思えたのが、主人公あきら(女子高生)のまっすぐさ。

 

私的には、バイト先のチャラ男・加瀬が良い味出してるなと思いまして。

彼の台詞「スポーツマンだから(無理めな相手でも)まっすぐ行くんでしょ」的な台詞があって。

色んな人からあきらの片想いは理解されないし応援もされない訳ですよ。

そりゃ客観的に見ても厳しいよね!

45歳バツイチ子持ちファミレス店長と女子高生の組み合わせじゃあ、うっかり犯罪だと思われるわ。

でもちゃんとあきらは思いを伝えるし、最後は成就しないにしても、伝えきったから良い関係でいられるんじゃないかな。

加瀬の台詞を聞いて、私も現役スポーツマンじゃないし運動音痴だけど、女子力で勝負しに行くタイプじゃないんだから、このあきらみたいなまっすぐさが必要なんじゃないかと思わされたり。

 

あともう一つ加瀬の台詞で「店長は君から恋っていう楽しいことを取り上げることを懸念してるけど、他の楽しいことに目を向ければ?」的なのがあり、これも結構大事なこと言ってると思う。

恋って、楽しいし没頭できる。場合によるけど。

でも、本当にやりたいことに目を向けない為に没頭する恋っていうのは、良い恋じゃない。

 

私、恋したくなるのは大体何かしら辛いときで。笑

恋して他のことも頑張れる恋愛なら良いけれども、目を背けて癒しを求める為だけなら相手に失礼だし自分に宜しくない恋だよね。

 

最後には自分のことと向き合って、周りの反応気にせず気持ちもきっちり伝えて、ちゃんと自分の糧となるような恋愛が出来たあきらは幸せだと思う。

というか、ちゃんと自分で幸せ掴みに行けてると思う。

成就しなくても、こんなに良い恋愛あるんだなと感じさせれる。

 

見所その2 夢

店長にもあきらにも、諦めかけていた夢がそれぞれあって。

小説家になりたかったけど、なれないまま、原稿用紙も白紙のままの店長の夢。

陸上のスーパースターだったけど、怪我で競技から離れてしまったあきらの夢。

最後二人は、それぞれの夢に向かって歩き出している。

店長が小説家を諦めきれないことについて、店長自身は「未練だ」と言ってるけど、友人で小説家のちひろは「執着だ」と言う。

執着って言えば、ちゃんと現在進行形。

あきらだって、途中で休んだけれど、結局執着があった故の競技復帰。

 

私にも、夢と言うか野望と言うものが実は一個あるんだけども(笑)、どれだけ執着できてるかな。

あきらや店長みたいに、途中で休んでも、最後は戻ってきたい。

ちょっとでも心残りがあるなら、それをそのままにしてしまえば、思い出じゃなくて進めなくなるだけ。

そんな感じのことを、店長が言っておりました。

 

見所その3 友情

店長は作家の夢を、あきらは陸上の夢を再燃させて、それぞれの道を歩み出すのだけれど、それぞれ大きなきっかけを与えてくれたのが友人。

夢を目指すときって、早々ずっと全力疾走してられなくて、迷ったり立ち止まったりすることもある。

そんなときに、道で待っていてくれる友人がいるっていうのは心強い。

助けてくれる人でもあるし、同じ道のライバルでもある。

一人で走っていくよりずっと強くなれると思う。

 

 

さてさて、この3つは多分定番の観点なんですよね。

恋と夢と友情が、本当に上手に描かれた映画だったと思う。

あと2つの観点は、私の蛇足です。笑

 

見所その4 ファミレス

もうねー、変な観点であることは百も承知!笑

でも、約8年ファミレスバイトだった自分としては、そこの描写見ずにはいられないよね!

多分うちの系列店のパクリだし!笑

 

映画見てると、ぶわーっと懐かしくなった。

伝票がぶら下がってるのとか、控え室がごちゃごちゃしてんのとか、控え室の旧式のやたらかさばるPCとか、あの狭い控え室でご飯食べるときに他の店員もいる気まずさとか!

バイト店員は多すぎだと思うけど。

キッチン何人いんのよ。笑

ファミレスの裏側の、一般には見えない日常の積み重ねみたいなのを見せられて、ぐっと懐かしい気分になった。

 

ファミレスのバイトって、パートとか社員以外は学生で、長く居るもんではない。

学生生活の片手間にやって、やがてそこを去って自分の道を進んでいく。

ちょっとした小休止。

家族かってぐらい一緒に過ごしても、辞めてしまえばなかなか戻ることもない。

店長とかパートで長く居る人が、それを見送っていく訳で、それって結構切ない。

私もたまーにお客さんとして行くことはあっても、あのファミレスの裏側を、バイト仲間と見ることはない。

時の流れを感じるね。

 

見所その5 高校生活

主人公のあきらは女子高生だから、高校の描写もある。

放課後のシーン、夏で蝉が鳴いてて、皆各自で部活向かって、帰る人もいて、っていう何気ない描写が懐かしい。

特に放課後、あの突如ぽんっと暇なところに放り出されるのが、本当高校生らしい。

私も高校で働いているわけだけど、現役の高校生の見方はもう出来ない。

放課後なった瞬間、仕事しなきゃー!!ってなるし。

「高校生には夢と希望が溢れてる」って店長が言ってたけど本当にそう。

きらきらしてるよね、うらやましい。

私の夢と希望も、負けないように、目減りしないようにしなきゃ。

 

 

はい、こんな感じで見所5選でした。

くすっと笑えるシーンも結構あって、出てくる人が皆いい人だから、温かな心で見れました。

最後のシーンで、店長とあきらはもう別々の道を歩んでいて、ファミレスの仲間ではないんだなと思うと思わず泣いた!

映画館で泣くのっていつぶりかな?

人にはスポーツマンらしくまっすぐな思いでぶつかって、夢は忘れないようにしなきゃって思わせてくれました。

良作です!