かてぃー先生の日記

国語の先生(女)。仕事とか私事とかいろいろ書くよ。

初心者の為の「ヲタク文化」入門 解説編(ボカロ)

第一弾、実践編は前の記事からどうぞ。

 

 

katywoyton.hatenablog.com

 

今回は解説編。

一般人には生態が知られていない文化について紹介していきます。

 

初音ミクって誰ですか

擬人(ぎじん)化されたボーカル音源で、2007年8月から札幌のクリプトン・フューチャー・メディアが販売している。音階と歌詞を入力すると、ボーカルパートとバックコーラスを作成できる、歌声合成ソフトである。そのままだと、単に音声上のバーチャルシンガーなのだが、キャラクターにリアリティーを持たせるため、イラストレーターKEIが作成した画像が用意され、年齢=16歳、身長=158cm、名前=初音ミクなどの具体的プロフィールが与えられている。まさにユーザーが思い通りに使いこなせるバーチャルアイドルなのである。 (コトバンク

 長い!笑

要するに、歌声を合成してくれるソフト。

歌声合成ソフト全般を指して「VOCALOID」っ言って、その中の種類の一つが初音ミク

「ソフトだけど、何か女の子のキャラクターいるよね、何あれ」って思う人いるでしょう。

https://ord.yahoo.co.jp/o/image/RV=1/RE=1511484165/RH=b3JkLnlhaG9vLmNvLmpw/RB=/RU=aHR0cDovL2RpYy5uaWNvdmlkZW8uanAvb2VrYWtpLzI1NjMxLnBuZw--/RS=%5EADBeBmJvMtPH1hFzDW.vlAPuRNVP6o-;_ylt=A2RCL6aEGRZaN24A8CSU3uV7;_ylu=X3oDMTAyN3Vldmc1BDAD;_ylc=X3IDMgRmc3QDMQRpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjUUgyTF9mSnFWQXluWUdBRzQ3aEtqZ2s0bXFrZU9uWXZFbzRkX0FaczhPS2xUV2VsMzN2R0djbEJZBHADNVlpZDZaLno0NE9mNDRLdjQ0R280NEd2BHBvcwMxBHNlYwNzaHcEc2xrA3Nmc3QEdHVybANodHRwczovL21zcC5jLnlpbWcuanAveWppbWFnZT9xPVBMZ25JRm9YeUxHT3V6Rnk2TjBkSkZiWXZneUw5Yk9na3hMbjBSNS5CNFdZdThKZlJodWZIb3YuREVCcnZHSmhKd3Y3SzU0a1VyeDJTWThnU2RicmxLT3R4c0xwMWZ2ejNTaXQ3V1FneE55ZmplTWJrbkl0d3VFRTNZOVpGRzBRM3gwZzNyOTViU1huc2guTVNoQjkmc2lnPTEzYXI5bHRkcw--

この子な。

ファミマが使ってたキャラクターだし、目にしたことある人もいるのでは。

 

 

 

歌声合成ソフトが、ただ「合成した歌声を出す」だけでもまあすごい。

歌声合成できることによって、「自分の声でなくとも曲が発表できる」ということになる。

それまで、曲を発表しようと思ったら、基本的には自分で歌うことになる。「曲は作れるけど歌は下手」という人にはハードルが高い。

でも、VOCALOIDが登場したことで、手軽に曲を作って発表できるようになった。

これに加えて、初音ミクのすごい所は、単なる歌声合成ソフトではなく、「初音ミク」というキャラクターを付与したところ。

こうすることで、「機械が無機質に音を出してる」ではなく、「初音ミクという女の子が自分の曲をカバーしてくれている」って印象になる。

初音ミクを使った人たちが、ただの機会上の架空人物にどんどんキャラクター付けしていったから、まるで実在のアイドルみたいになっているわけである。

 

…ちなみに、私VOCALOID使ってないので、大体憶測で書いてます!!笑

 

②ボカロって中二病の曲ですか

って私は思ってました。すみません。笑

でもそう思ってる人も多いのでは。

 

「ボカロ」って要するに、VOCALOIDを使って作った曲。

つまり、作詞作曲は(たいていの場合)一般人の素人で、歌ってる人は機械。


【HD】拝啓ドッペルゲンガー 【KEMU VOXX】Dear Doppelganger

 

多くの場合、YOUTUBEとかニコニコとかの動画サイトで公開される。

視聴する利用者が多くて、投稿する側に特別な資格が不要だから。

ただ、YOUTUBEもニコニコも「動画」サイトなので、曲が流れている間の映像が必要。

でも、歌っている人はVOCALOIDなので、一般的なPVみたいに歌手が歌ってる様子は映せない。

となると、イラストとかアニメーションになるわけで、そうすると「機械音・イラスト」となり、耐性の無い人にはヲタヲタしい印象を強く与える。

しかも、商業用JPOPではない為か、歌詞がなかなか凝っているというか、一般受けを狙っていないというか、一歩間違えれば中二病というか。笑

 

バッと通ったトラックが 君を轢きずって泣き叫ぶ

血飛沫の色 君の香りと混ざり合って むせかえった

嘘みたいな陽炎が「嘘じゃないぞ」って嗤ってる

夏の水色、かき回すような 蝉の音に全て眩んだ 

(カゲロウデイズ)

 

恐らく、歌番組やCM曲などではお目にかかれないような世界観を楽しめるので、ハマる人はハマる。

 

③「~してみた」って何したんですか

②でご紹介した通り、ボカロ曲は一般人が趣味で作って、利益が無くても広く紹介しようとしてる。

よって、二次創作しても特に訴えられない。

 ということで、ボカロ曲は二次創作がとにかく多い。

また、「イラスト+機械音」だから、与えられている情報が多くないので、二次創作で好きなイメージを作っていきやすいのかもしれない。

二次創作したものは、よく「~してみた」って動画タイトルで出ている。

多いのが「歌ってみた」。

機械音で作られた曲を、生身の人間の声でカバーするというもの。

従来と順番が逆になっている感じが面白い。

ちゃんと正攻法でカバーしているものもあれば、あほらしい替え歌にしていたり、勝手に台詞入れたり、とまあ色々ある。

続いて、「演奏してみた」。

ボカロ曲を楽器で演奏するというもの。

ピアノとかバイオリンとかで、主旋律のメロディーをなぞっていくものは勿論、「ドラムで叩いてみた」とか「ベースで弾いてみた」なんていう伴奏パートもある。

さらにくだらない系だと、「定規で演奏してみた」「電卓で演奏してみた」「家にあったゴミで演奏してみた」…みたいなのも。

あと私が好きなのは「踊ってみた」。

ボカロ曲に合わせて、自分で振りをつけて踊っている。

 

他にも「~してみた」動画は色々あると思うけど、要するに二次創作。

さらに、二次創作をカバーするなんて文化もあったりして、結構な広がりを見せる。

 

VOCALOID+動画サイトのおかげで、一般人が手軽に楽曲を提供できるようになったっていうのは、文化の大きなターニングポイント。

さらに、「原作=正義」ではなく、皆で手を加えて広げていく、というのも今までとの大きな違い。

こういう文化が進んでいくと、文化の提供者と受益者の境はどんどんあいまいになっていくし、それによって新しい文化が生み出されると思う。

 

 

書いているうちに論文書いてるみたいな気分になってきた。笑

脳みそ疲れちゃうので以上。