かてぃー先生の日記

国語の先生(女)。仕事とか私事とかいろいろ書くよ。

初心者の為の「ヲタク文化」入門 実践編

私が以前居た研究室は、教授が「サブカルチャー」を研究対象の一つとしていた。

でも、研究してるものが「君の名は。」やらジブリやらで、もはやそれ「サブ」じゃなくてメインカルチャーだよね?!

でも教授が言いたいことは分かる。

大宰だの村上春樹だのじゃない、日本の今のカルチャーだよってことでしょう。

今、「君の名は。」とかジブリを見てても、「君はアニヲタだね!」とはならない。

「アニメ好きです!コナンとかONE PIECE見ます!」も、アニヲタとは言わないでしょう。

もうそのへんの青年向け漫画やアニメは国民的文化になっている。

 

もっとアングラな、マイナーな、ごくごく一部の人しか知らない文化。それこそ「ヲタク文化」で「サブカルチャー」ではないのか。

(※だから教授が言ってるのは「サブカルチャー」ではなくて「ポップカルチャー」だと思うんだよね)

 

単なる大衆向けアニメなら取っつきやすい。

普通にゴールデンタイムにやってるし、身の回りにそれのファンは必ずいるし、それが好きだって公言してることが多い。

ONE PIECE、コナンあたりは映画でやってるし、コアなファンじゃなくても見に行くから話題にもなる。

銀魂等、有名俳優で実写化してるのもとっつきやすい。

(何か今度ハガレン実写化するらしいんだけど…ヤメテ…)

ジョジョで微妙なラインくらい?

 

しかし、なかなか一般人の話題になりにくいようなアニメは、どこから入ればいいのやら。

多分、そういうアニメは本当の意味での「ヲタク」達の間でしか話題にならない。

例えば

ONE PIECE好きなの?私あんま詳しくないんだよねー」みたいな会話はあっても、

ガチな方のアニメ名出しちゃうと

うまるちゃん?何それ?」みたいになりがち。

ちなみに私もうまるちゃんは視聴してない。でも存在を知ってる時点で割とそっち側だと思う。笑

というわけで、根本的に話題になりにくい。

しかもそれを話題にして盛り上がってる層が、(悪意や偏見があるつもりじゃないんですけど)どーも「ザ☆ヲタク」って感じで、その文化に馴染みがない人には入りづらい。

特に高校生見てると顕著。

クラスで人気のサッカー少年が「SAO劇場版見に行こうぜ(^o^)」みたいな会話してるところ見たことがない。

しかも、ヲタク文化を満喫している人々のスマホ等画面を横目に見てみると、どうも…絵的にとっつきにくい!!

何が好きなのかなーって思ってチラ見して、

 
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 こういうのがばーん!と来られると、「お前の妄想か?!」となる。

馴染みがない人には、結構な拒絶反応が出るんじゃないでしょうか。

 

私も1年くらい前まではそういう感じでした。

この、萌絵というか、やたら美化された女の子達がいっぱい出てくる、男性の妄想を満たすもの=ガチな方のアニメ、みたいな。

私女だし、こういうのを愛でる友達もいないし、一生足を踏み入れることの無い文化だろうと、何の疑いもなく思ってた。

あとそれに付随して、ニコニコ文化にも興味なかった。

それもガチのアニヲタ層にしか需要がないものだと思ってたので、動画はもっぱらYouTube

 

転機が訪れたのは、修論を仕上げる時期。

つまり去年の年末。超最近!

私は修論を書くときのBGMをYouTubeで探してた。

色々試した結果、

歌詞が入ってると文章書くのに集中できないからピアノメドレーがいいかな、でもクラシックは寝るからアニメ(大衆的な方の。笑)メドレーとかがいいかな、

という結論にいたる。

で、「アニソン ピアノ メドレー」で出てきたのがこちら!

 

 https://youtu.be/9EZ74YAKkII

 

まらしぃ氏の演奏動画。これにめちゃハマる。 

何このピアノの人やばくない?!ということで、めっっっちゃハマる。

この人がupしてる動画を漁り始める。

が、しかし!一覧で見たら分かると思うけど、この人の演奏ラインナップで、私のような「一般市民層」が知ってる曲ってほぼない!!

最初のころは、スマブラとかポケモンとかラムちゃんとか、いかにも私が知ってそうな曲をリピートしてたけど、「この人の他の曲も知りたい…!!」となる。

で、手始めに東方に手をつけてみる。

ちなみにこの頃、「東方=東方神起」だと思ってたくらいの無知っぷり。

「こいつ男だよな…?男性なのに熱心な東方神起ファンなのか…」と思ってた。笑

一般市民層のヲタク文化度なんてそんなもん。

で、東方が何だかイマイチ知らないままに東方の演奏を聞く。

すると曲が良すぎてはまる。

東方の曲大体聞いて、「東方が何だか分からんけど曲は全部名曲だぞ…!!」と感動。

そうなってくると、東方が何なのか気になる。

Google先生に聞いたけどよくわからない。

 

同人サークル、上海アリス幻樂団が製作する同人作品シリーズ
(Wikipedia)

よくわからない。サークル?大学か?

しかしどうも「東方プロジェクト」というゲームらしい。ゲームでこんなに曲が良いってあるのか?

そのゲームをやってみようかとも思ったけど、ゲームでストーリーを追うって言うのがちょっとめんどい。

すると、同人アニメがあることを知る。「同人アニメって何やねん。アニメってテレビ局が作るんでしょ?」ってな感じだったけど、

ポケモンもゲーム→アニメだったし、そういうのの素人版かと思ってYouTubeで視聴。

結果はまる。

素人じゃないよねこれ作ってる人たち?!という感動。笑 

確かにね、出てくるのは女の子ばっか。

 
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でもでも!そんなにやらしくない。 絵も話も特に抵抗感ない。

そして、「ピアノ動画で聞いてた曲が出てくる!!」という興奮。

普通順番が逆だけどな!笑

東方のゲーム未プレイにも関わらず、アニメやキャラや音楽にはハマる。

そのうち、まらしぃ氏のYouTube関連動画に出てきたボカロ(=VOCALOID)曲にも興味を持つように。

ちなみに初期のボカロへのイメージは、「初音ミクとかいう萌絵が歌ってるんでしょふーん」くらいなもん。

仕組みがよく分かってなかったから、曲にイラストがついてるくらいにしか思ってなかった。

でも、千本桜は有名だったから手始めに聞く。

 

https://youtu.be/LxkEr-3GCGU

 

で、「すげーやん!!」となり(ピアノの腕前がすごかったから、ってのはかなりあるけど)、ボカロをもっと知りたくなる。

まらしぃ氏のボカロ曲を聞くうちに原曲を知りたくなり視聴。

で、(一歩間違えれば中二病みたいな)独特の世界観にハマる。

 

名もない時代の集落の

名もない幼い少年の

誰も知らないおとぎ話

 (六兆年と一夜物語)

 

こういう世界観、ふつーのJpopではあまり見ない。

どハマりして、「ボカロのメジャー曲」は(まらしぃ氏演奏のは)大体知るように。

で、彼の動画を見るうちに、生放送がどうのこうの、という文を目にするように。

 

生放送?テレビか??

どうもニコニコで生放送してるらしいけど、あれってYouTubeのヲタク版動画サイトでしょ?放送とかなくね??? 

 

↑こういう認知だったけどひとまずニコニコに登録。そして生放送という制度があることを知る。

ただの一般人でも生放送できる文化に驚く。

しかも、コメントを通して相互交流出来るってのはすごい。

 

ニコニコの生放送じゃなくて動画の方も巡回してみると、「踊ってみた」「歌ってみた」というタグも発見。

こういう文化は二次創作が盛んなんだと知る。

(ここでようやく、東方プロジェクトの意味が分かった)

特にハマったのが「踊ってみた」のリアルアキバボーイズさん。

 

https://youtu.be/3QLhYFX07LE

 

何この集団…やばい…(感動)ってな感じでハマる。

素人のダンスとか、知り合いじゃなければ見ねーよとか思ってたのに、そこらの芸能人のダンスより全然すごい。

 

で、この人達が踊っている曲は大半が(大衆的でない方の)アニソン。

どういうアニメなのか知りたくなりググる

結果、アニメは視聴してなくてもそこそこ詳しくなる。

 

 

話戻りますが、ちょうどその頃院生も残り数ヶ月。

「学生の頃やっておくべきこと」とかをググると、「Amazonprimeの学生会員になれ!」ってのをよく目にした。

ので、登録。

すると、なんとアニメが見れるではないか!!しかもいわゆる「ヲタク層」の方の!!!

 

というわけで、アニメ文化にも多少詳しくなる。

そして今に至る。

 

私の場合、「二次創作から入る」という超変則的パターンだが、ヲタク文化に馴染みがない人にはとっつきやすい方法だったと思う。

萌絵は、関わりのない人には「ロリコンのやばいやつ」ぐらいの認識しかないし(童顔の癖にあり得ないお胸…)、

ボカロは絵もそうだけど声がキンキンして頭痛くなりそうだし、「素人作・機械歌」の曲聞くくらいなら好きな歌手の曲聞くわ!ってなるし、

アニメはいつどこでやってるのか、何見れば良いかわからんし。

二次創作から入ると、そもそも人気のもの中心でやってるから、原作が「良い作品」にあたる可能性が高い。

あと、二次創作で人気が高いものはパフォーマンスがずば抜けてるから、原作知らなくてもパフォーマンスだけで楽しめる。

まらしぃ氏のピアノとか、リアルアキバボーイズさんのダンスとか、元の曲知らなくても普通にパフォーマンスとして楽しめる。

 

私も全ての原作追ってるわけじゃない、ってかほとんど追ってなくて、二次創作視聴ばっかりなので、超ライトヲタク層ではある。

でも、そういう世界があるのを知ってると、そっち側の人と文化を共有できる。

マイナー文化だからこそ「それ知ってる!」って人同士集まっただけで、結構結束できる。

 

そんなこんなで、ディープな世界に片足を突っ込んだわけです。

 

今回、実践編でした!

そのうち紹介編やりたい!笑